2026年は午年。
「神田明神に本物の神馬がいるって知ってる?」
その一言を聞いた瞬間、もう居ても立っても居られなくて。午年に馬がいる神社に行かなくて、いつ行くの!と心の中で叫んでいました(笑)。
実際に行ってみたら、あかりちゃんにも会えて、境内のお土産に心を鷲掴みにされて、気づいたら本まで買っていた。
都心にいながら江戸の空気が漂う、神田明神。初めて行く方にもわかりやすいよう、アクセスから見どころまでまるっとご紹介します。
📖 この記事でわかること
- 神田明神の歴史とご利益
- 午年に会いたい!神馬あかりちゃんのこと
- 表参道・裏参道、どちらから行く?
- お土産・境内ショッピングの楽しみ方
- アクセスと周辺情報
神田明神ってどんな神社?
正式名称は神田神社。「神田明神」という呼び名のほうが、江戸時代からずっと親しまれてきた愛称です。
創建はなんと730年(天平2年)。1300年近い歴史を持つ、都心のど真ん中に鎮座する古社です。
神田・日本橋・秋葉原・大手町・丸の内……東京の中心エリア108町会の総氏神として、ずっと江戸・東京の人々を見守ってきました。
祀られているのは、三柱の神様
- 一ノ宮|大己貴命(おおなむちのみこと)=だいこく様 縁結びの神様
- 二ノ宮|少彦名命(すくなひこなのみこと)=えびす様 商売繁盛の神様
- 三ノ宮|平将門命(たいらのまさかどのみこと) 除災厄除の神様
特に平将門公は、東京人にとって特別な存在。平安時代に関東で一大勢力を誇った武将で、死後も「庶民の守護神」として信仰を集めてきました。1309年にこの地に奉祀されて以来、江戸の人々の心の支えになってきたのです。
そして徳川家康も、関ヶ原の戦い前夜にここで戦勝祈願を行ったとされています。結果はご存じのとおり——天下統一。以降、神田明神は江戸総鎮守として将軍家からも篤く崇敬されました。
歴史好きとしては、立っているだけで鳥肌が立つような場所です。

2026年は午年!神馬あかりちゃんに会いに行こう
神田明神の「看板娘」といえば、ご神馬のあかりちゃんです。
正式名称は「神幸号(みゆきごう)」。2010年(平成22年)5月15日、信州佐久高原生まれの牝のポニーで、2026年に15歳を迎えました。
名前の「明(あかり)」は、明るく平和な世を願うとともに、「神田明神」の文字からいただいたもの。なんとも縁起のよい名前ですよね。
毛色は葦毛(あしげ)と呼ばれるタイプ。年齢を重ねるごとに白い毛が増えていく特性があり、15歳になった今は白に近い、やわらかな毛並みになっています。
私が訪れた日、あかりちゃんは馬舎でおっとりと佇んでいてくれました。目があった気がして、それだけで心がじんわりほぐれました。
ひとつお願いがあります。あかりちゃんは恥ずかしがり屋さん。大きな声や急な動きは苦手です。静かにそっと、見守るように接してあげてくださいね。きっとそのほうが、より近い距離で心が通う気がします。
「神馬(しんめ)」とは、神様が乗る馬として神聖視された馬のこと。境内の絵馬も、もともとは「本物の馬の代わり」として奉納されるようになったものだそうです。生きた神馬に会える神社は、今や珍しい存在。午年の今年、ぜひ会いに行ってみてください。
普段は社殿向かって西側の馬舎にいます。ただし夏の暑い時期は信州の高原で過ごすため不在のことも。また、お散歩中で馬舎にいない場合もあります。余裕をもって参拝を。

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参拝ルートは表・裏どちらから?
【表参道】御茶ノ水駅からがおすすめ
JR御茶ノ水駅の聖橋口を出て、徒歩約5分。表参道から大鳥居をくぐるルートです。秋葉原駅からのルートも有名ですが、混雑しやすい傾向があります。御茶ノ水駅からのほうが人も少なめで、落ち着いて参拝できますよ。
【裏参道】穴場のしっとりルート
東京メトロ千代田線の湯島駅、または末広町駅・秋葉原駅から新妻恋坂通りを歩いて境内裏手へ向かうルートです。人が少なく、静かな雰囲気でゆっくり参拝したい方にぴったり。
ただし、石段あり。足元に気をつけながら上ると、境内がひらけて、表参道とはまた違った表情の神田明神に出会えます。
この裏参道のそばには鯛焼き屋さんがあって、ふわっと甘い香りが漂ってくるんです。1個350円。帰りについ寄ってしまいました(笑)。以前は260円だったと聞くと、物価の波は神社の近くにも来ているんだなあと、妙にしみじみしてしまいました。
歴史好き・神社好きの方には、裏参道からじっくり歩くルートをおすすめします。
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境内のお土産が充実しすぎ問題
商売の神様が祀られているからでしょうか。神田明神のお土産・授与品の充実ぶりは、ちょっと他の神社とは比べものにならないほどです。
清めの塩・盛り塩のお皿
私はもともと盛り塩を実践しています。毎月1日と15日に交換するのが習慣で、これをやるだけで気持ちがしゃんと整うんですよね。
神田明神にも清めの塩と盛り塩のお皿がちゃんとありました。そしてピンクのお皿を発見してしまって……迷わず購入。神社でいただいたお皿を使うと、日々の盛り塩がより気持ちのいい習慣になりました。
手ぬぐい・パワーストーン・神棚まで
境内のお土産コーナーはとにかく種類が豊富。デザインの可愛い手ぬぐい、パワーストーン、そして神棚まで——しかも小さなサイズから取り揃えているので、「神棚を置いてみたいけど大きいのは難しい」という方にも選びやすいです。眺めているだけで楽しい空間でした。
書籍コーナーが歴史好きの沼
神田明神には書籍コーナーがあります。江戸・歴史関連の本がずらりと並んでいて、歴史好きにはたまらない空間です。
私が購入したのはこの2冊。
読み始めたら止まらない面白さで。神社で本まで買うとは思っていなかったのですが、このセレクションには敵いませんでした(笑)。
参拝後はカフェで一息
境内にはカフェも併設されています。参拝とお土産巡りのあと、ゆっくり座って一息つけるのが嬉しい。半日のんびり過ごせる神社です。
神田明神の華やかさ、湯島天神の静けさ
ここは個人的な感想ですが、神田明神と湯島天満宮(湯島天神)は、雰囲気がまったく違います。
神田明神は、カラフルで賑やかで、開かれた印象。華やかな朱色と境内の活気が、江戸の「粋」を体現しているようです。
湯島天満宮は、控えめで静かで、どっしりと存在感がある。梅の季節には特に美しく、学問の神様らしい凛とした空気が漂っています。
この2社はとても近く、セットで訪れる方も多いです。それぞれ違う「神社の顔」を楽しんでみてください。
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アクセス情報
⛩ 神田明神(神田神社)
住所:東京都千代田区外神田2-16-2
参拝時間:24時間(授与所・カフェ等は時間あり)
入場料:無料
【アクセス】
・JR中央線・総武線 / 東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水駅」聖橋口より徒歩5分
・JR「秋葉原駅」電気街口より徒歩7分
・東京メトロ銀座線「末広町駅」より徒歩5分
・東京メトロ千代田線「湯島駅」より徒歩約10分(裏参道ルート)
まとめ:神田明神は、江戸を全身で感じられる場所
730年の創建から、関ヶ原の戦い、江戸幕府の繁栄、明治維新……東京の歴史の荒波をくぐり抜けてきた神田明神。境内に立つと、その長い時間の重みがじわりと伝わってきます。
あかりちゃんにそっと会って、お気に入りのお土産を手に取って、本を開けば江戸の世界に迷い込んで——気づいたら半日いてしまうような、そんな神社です。
都内神社めぐりの一社として、ぜひ足を運んでみてください。
整えることで、人生は変えられる。
それではみなさまごきげんよう。
